神経ブロック療法

神経ブロック療法は痛みを脳に伝える神経の興奮伝導を遮断して痛みを治す治療法です。神経ブロック療法は効果が高く副作用が少ないだけではなく、痛みを一時的に止め、「痛みの悪循環」を遮断し治す作用があります。また神経ブロック療法を用いることにより血行を良くしたり炎症を抑える作用も見られます。星状神経節ブロックは自律神経系、内分泌計系、免疫系に作用し、心身症、アレルギー性鼻炎、顔面神経麻痺、突発性難聴、メニエール病、不妊症に効果が見られます。

神経ブロック療法の特徴

どの部分に発生した痛みでもブロック可能
知覚神経、運動神経交感神経など様々な神経をブロックすることができるので身体のどの部分に発生した痛みでもブロックが可能です。
薬物療法でも手術療法でもありません
神経ブロック療法の特徴は薬物療法でも手術療法でもありませんので、副作用で薬物療法ができない、手術が受けられないといった人に適応した治療法です。
副作用が少ない
副作用も少なく、星状神経節ブロックは繰り返し行ってもほとんど副作用がありません。
必要な場所に限定可能
必要な部分にだけ神経ブロックを行うことができます。

神経ブロック療法の種類

科学的療法
神経や神経節の近くに局所麻酔薬や神経破壊薬を注射する方法です。局所麻酔薬の場合、疾患により違いがあるものの、治療回数の目安は30回程度です。神経破壊薬の場合は三叉神経痛やがんの痛みのように局所的に猛烈な痛み病気に使用します。
物理的療法
電気を通して神経の成分であるタンパク質を凝固あるいは冷凍します。電気凝固法は神経を一定時間加熱することにより半永久的にブロックするもので、冷凍法は神経を-80度で一定時間冷凍することで20~200日程度効果が持続します。

神経ブロック療法を行う部位

星状神経節ブロック
鎖骨近くにある交感神経細胞の集合体である星状神経節をブロックすることにより脳、頭部、顔、肩、胸、上肢、食道、心臓、肺などの交感神経を全てブロックすることができます。また近年自律神経失調症などのほかの病気にも効くことがわかっています。
硬膜外ブロック
脊髄近くにある硬膜外腔(隙間を通る交感神経)、感覚神経、運動神経を同時にブロックします。治療対象となる病気は多いです。
硬膜外ブロック(カテーテルによる持続法)
手術後の痛み、帯状疱疹の痛み、がんの痛みなど広範囲に使用されます。

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